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ホイールのサイズに関するご注意。

みなさん、ツライチは見栄えはいいかも知れませんが、走行上不安定な要素がたっぷりです。
このページはそれを承知の上で、やりたい!と思う人のページです。(笑)

メーカーが推奨するホイールサイズはあくまでも推奨ですので、車両固体差によって装着可能な範囲はクルマによって違います。
オフセット+35でフェンダー外側注意の場合、インナーのクリアランスさえ取れれば+38で丁度いい場合がある為です。
インナー注意と出ている場合はご注意下さいませ。
(オフセットは+数値の場合は数値が小さい方が外に出る数値です。+35と+38では+35の方が3mm外に出るオフセットになります。)
ローダウン車で対応出来る場合もあります。例えば+38のホイールがあり、マッチング表には+38でフェンダー干渉注意と書いてある場合、+38のホイールはローダウンしてあれば余裕で入り、+35でも大抵入ります。
じゃあ、3mmならどのクルマでも大丈夫なのか?と言われれば、それは車両によって異なるので、何とも言えないと言うお返事しか出来ません。が、殆どの場合、2〜3mmでどうこうなるクルマは無いですね。強いて言えば、2〜3mmの差で当たった・はみ出た場合は
「運が悪い」としかいい様がありません。

当たる・はみ出すは同じクルマでも個体差によって違いますので、お客様の自己責任となります。

(車両個体差=メーカーが作る車は全て均一では無い事を言います。私の経験から5mm位は平気でずれている場合も多いです。)


ホイールメーカーは1mm単位で正しく作っている為、推奨で当たってしまう場合はクルマの個体差による「ずれ」のせいですので、通常ショップではホイールの返品も出来ませんのでご了承下さいませ。


一番正しくサイズを出すには実車確認が原則です。

ツライチを目指す人は必ず実車確認です。左右のサイズが違うとかスペーサーが左右違うなんて事は当たり前と思ってください。


当店に来店出来る方でしたら、実車確認出来ますが、来店出来ない方はタイヤプロショップにお願いするか、自分で計測する事になります。以下、計算方法を記述します。


実測で計る

基本は実測ですが、ローダウンするか、しないかは先に決めておき、ローダウンする場合はローダウンした後に実測します。

既にローダウンしてある場合はその状態で実測します。

まず、車体を平面の場所に置きます。坂ではダメです。後、リフトに上げて下ろした直後、ジャッキアップして下ろした直後はダメです。タイヤが正しい位置に無いので、少し走らせてから計測します。

基本的に、フロントもリアも計り方は同じですが、フロントはステアリングによって動くので動く範囲も計測しなくてはなりません。

まず、現状でのタイヤサイズを知り、ホイールのサイズを知っておいて下さい。
タイヤはタイヤの側面、ホイールはホイールの裏側等に打刻してあります。
分からない場合は自分で計測する事も出来ます。


ホイールの計測方法

ホイールは円の直径(インチ)、幅(インチ)オフセット(ミリ)PCD(ミリ)穴数でサイズを表します。
円の直径はタイヤと同じはずなので、計らなくてもタイヤサイズで分かります。
問題は幅とオフセットです。
幅は実測でものさし等で計れば分かりますが、重要なのはフランジの部分です。
鉄ホイールや、純正アルミホイール等では分かりやすいですが、バランスウェイトを打ち込む部分、ホイールの耳みたいなもんです。ここは計測しませんので、端から端までを測った後、耳の部分は差し引いて下さい。
これでホイールの幅が分かります。これをインチに直します。
1インチ=25.4mmです。
これは重要なので、覚えておいて下さい。
152mm近辺でしたら6JJ幅になります。

次にオフセットです。オフセットとはホイール幅中心からホイール取付面(ホイールと車体が接する部分)までの距離を表します。+(プラスオフセット)ですと、ホイール中心より外側に接地面があり、-(マイナスオフセット)の場合はホイール中心より内側に接地面があります。
+40の場合はホイールの幅の中心から40mm外側に接地面があると言う意味になります。

これが書いてないホイールの場合は接地面から裏側のリムまでの距離を測り、その数値からリム幅の半分を引けばオフセットが割り出せます。
マイナスオフセットの場合は接地面から裏側のリムまでの距離を測り、リム幅の半分からその数値を引けばマイナスオフセットが割り出せます。図を書くと分かりやすいでしょうね。

PCDはボルト穴を円にした時の円の直径です。4穴、6穴は計りやすいですが、5Hは計りにくいですね。ここで裏技があります。
隣合う穴との距離を測ります。

計測距離(ミリ) PCD
57.603 98
58.779 100
63.481 108
64.656 110
65.832 112
67.184 114.3
67.595 115
70.534 120
70.916 120.65
74.649 127
82.114 139.7
88.168 150

これで5H車のPCDも簡単に割り出せます。

さて、ここからが計測です。

まず、外側です。タイヤ、ホイールの一番外に出ている部分、ここからフェンダーの折り返しの内側までの距離を計ります。
次に、内側も同じ様に、一番内側に突出している部分からタイヤハウス内側の当たりそうな部分までの距離を測ります。
フロントタイヤの場合はステアリングをいっぱいいっぱいに切った時の干渉も計測します。
まず、右側にいっぱいいっぱいに切ってみて、右タイヤの前内側、前外側、(特に内側) 後ろ内側、後ろ外側(特に外側)を計測します。同様に左タイヤも計測します。重要視するのは逆になりますね。
次に左側にいっぱいいっぱいに切ってみて、同じ場所を計測します。

極端に言えば、これだけで、どのサイズまでが許容範囲かが割り出せます。
同じタイヤ・ホイールだったら、外側に何mm余裕があり、内側に何mm余裕があるかを割り出せるはずです。

さあ、算数のお勉強ですよ!!

【例】
例えば現状のタイヤ・ホイールが195/65R15で、ホイールが15X6.0JJ+45 5H-114.3だったとします。この方は17インチにインチアップを目的として、ツライチを目指してますので、外側いっぱいいっぱいにタイヤホイールを持ってくるのが希望です。しかもホイールは太ければ太い程いいと言う事です。もちろん、ローダウンを先に行ってからの計測になります。

このクルマで実測した所、フロントは外側に40mm余裕があり、内側には30mm、リアは外側に60mm、内側には30mmの余裕があったとします。
同じホイールサイズでしたら、-5から+5まで大丈夫と言う事になります。

まず、無難なサイズで、ノーマル車高での推奨データを見てみると17x7.0+38となってますが、ローダウンもしてますし、これでは内側に入りすぎです。
17x7.5JJ+38ですと、まず、幅が1.5JJアップで幅が38.1mm大きくなります。計算方法はホイールの幅の中心を基準に考えます。外側に19mm、内側に19mm大きくなります。加えてオフセットが+45から+38になり、-7mmになりますので、ホイール自体が7mm外に出る計算になります。
ですので、外側に19mm大きくなったホイールが7mm余計に外に出る計算ですので、外側に26mm大きくなり、内側に19mm大きくなったホイールが7mm外に動きますので、内側には12mm大きくなる計算です。

まだいけそうですね〜。17x8.0+38だとどうでしょう。
50.8mm太くなり、-7mmオフセット変更ですので、外側に32.4mm、内側に18.4mm大きくなります。
もう少しだけ大丈夫みたいです。
17x8.5+35だとどうでしょう。
63.5mm大きくなり、-10mmのオフセット変更ですので、外側に41.75mm 内側に21.75mm大きくなります。
おっと、限界を超えました。これではフェンダーに当たります。
このクルマのベストは17x8.5+38だとばっちりギリギリになる計算です。
17x8.0+35でも可能ですが、お客様は太いのを希望されてますので、8.5JJですね。

ですが、ホイールメーカーの推奨サイズには大抵17x8.0JJ+38でも「フェンダー干渉・突出注意」、「バウンドした時にタイヤとフェンダーが当たる場合があります。」と書いてあります。
このクルマの場合は実測で計って大丈夫でしたので、8.5JJを選ぶ事が出来ます。
実測で計らなかった場合は多分17x8.0JJ+38を選んで、もう少し大丈夫と思い、5mmのスペーサーを使用したと思います。

リアはご自分で計算されてみて下さい。答えはページ下に書いておきます。

実際は、ツライチにしたとしても静止した状態で、当たらないと言うだけですので、走れば当たる(干渉する)場合が多いですね。車高調や、ハードなサス等で走ってもあまり車高が変わらないような足回りだと大丈夫だと思いますが、乗り心地は最悪になるでしょう。
ギリギリのサイズを出して、そこから少し余裕を持たせるといいと思います。

細かく言えばきりがないのですが、足回りの動き方も注意しなければなりません。
自分の車のタイヤ・ホイールが足回りによってどういう動きをしているのか、知っておいて損はありません。
方法としてはジャッキアップしてみてタイヤを前後・左右・上下に揺すってみれば分かります。
これで何が分かるのか?道路を走っていて、段差などのアップダウンでタイヤがどの位置に入っていくかが分かります。フェンダー干渉を心配されている方は特に知っておいて損は無いですね。
タイヤがフェンダーの上に斜めに入っていくタイプの場合は干渉しにくいですし、一部の軽自動車の場合リアのタイヤ等、動きが特殊なクルマもあります。

【答】バランスを考えて17x9.5JJ+38 又は希望にあわせて17x10.0JJ+38です。

注意!この計算方法でもうまくいかない場合もございます。

例)タイヤ幅を大きく変えた。(195→265等)この場合、地面と接地する場所が変わりますので、キャンバー角(クルマを真正面又は真後ろから見た時のタイヤホイールの角度)が変わってしまいます。
足回りによって、角度の付き方も違います。
計算上ではばっちりだったはずなのに、タイヤが起きてしまったことで、上っ面がはみ出してしまうって事もあります。
出来れば、近いサイズのタイヤホイールを借りる事が可能であれば、それを装着して、そのタイヤホイールを基準値にこれまでの計算方法でツライチを目指した方が無難です。


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